振付家プロフィール(生年月順)

庄司 裕 SHOJI Hiroshi(1928-2008年)

庄司裕

 

 

 

 

 

 

 

江口隆哉・宮操子に師事。1966年、「巨人と玩具」が全国舞踊コンクール創作部門第一位・高松宮賞を受賞し注目を浴びる。翌67年、話題作「聖家族」、続く68年「祭礼」を発表。69年、芸術選奨文部大臣賞受賞。70年文化庁派遣在外研修員として欧米にて研修。帰国後72年に庄司裕モダンダンスカンパニーを設立し、「ミサ曲」(73年、芸術祭主催公演)、「日本海」(75年、芸術祭賞)を発表、77-95年、文化庁移動芸術祭現代舞踊公演で約40都市巡演、「聖家族」「恋人たち」「家族の晩餐」などを上演した。海外公演も多く、日ソ友好使節公演、日韓友好創作舞踊祭、文化庁日米交流でアメリカ公演。舞踊ペンクラブ賞、芸術祭優秀賞、江口隆哉賞受賞の他、紫綬褒章(92)、旭日小綬章(98)を受章。新国立劇場開場記念公演「パノラマ展Aプログラム」では「リゴドン~死の舞踏」(1997)を発表した。

 

 

 

藤井 公 FUJII Koh(1928-2008年)

藤井公

 

 

 

 

 

 

 

小森 敏に師事。1961年に妻の利子とともに東京創作舞踊団を結成し「天国の異邦人」を発表、2008年まで毎年新作発表を続けた。創作活動と共に後進の指導にあたり、海外公演では、文化庁日米舞台交流公演、韓国、タイ、オーストラリア、中国公演を行った。69年芸術祭優秀賞をはじめ、84年江口隆哉賞、87ニムラ舞踊賞、95年紫綬褒章、東京新聞・舞踊芸術賞、2001年旭日小綬章など受賞多数。71年に文化庁派遣在外研修員として欧米を視察。主な作品に「芽むしり仔撃ち」、「癒えぬ川」、「鐘」、「天如」、「砂漠のミイラ」、「ヒマラヤの狐」、「砂漠のランボー」など。新国立劇場では開場記念公演「パノラマ展Bプログラム」にて「風市」(1998)を振り付けている。67年埼玉県舞踊協会設立。多面的企画で芸術・育成の事業の推進に尽力した。

 

 

 

 

若松美黄 WAKAMATSU Miki(1934-2012年)

若松美黄

 

 

 

 

 

 

 

沙原聖子、津田信敏、マダム・ノーラに師事。1967年若松美黄・津田郁子自由ダンスカンパニーを設立し、「回復路線」を皮切りに42年連続公演。個性的な客演も多く、舞踏では「続・禁色」(土方巽)、ポストモダンでは「花は赤い」(厚木凡人)などがある。73年文化庁派遣在外研修員(米・仏にて研修)。芸術祭優秀賞受賞作には「ふり」、「村へ帰る」(「獄舎の演芸」が含まれている)、「暗黒から光へ」他がある。また「舞へまへ蝸牛」では江口隆哉賞、舞踊芸術賞を受賞。99年紫綬褒章、10年旭日小綬章受章。パリ、ソウル、ニューヨーク、北京他で海外公演、国際コンクール審査員も務める。新国立劇場では99年「凡人対美黄」公演で「礼儀正しい隠蔽」を振付・出演。筑波大学教授、日本女子体育大学教授、現代舞踊協会理事長、舞踊学会会長、WDA環アジア会長等を歴任した。

日時
2018 年 11 月 24 日(土)開演14:00  11月25日(日)開演14:00
会場
新国立劇場中劇場